独身男とネコ その1
~ ネコと暮らすための十の覚悟 ~
どうも、ネコブログ担当のkou3です。
いまこの記事を読んでくださっている皆様は、ネコと暮らすことに少なからず興味や憧れを抱いている方だと思います。私自身、ネコを迎える前に、ネットや動画でしらべて情報を集めました。
この記事は、読者の皆様、特に独身で「これからネコを迎えようとされている方」に、是非読んでいただきたい内容となっております。
はじめに
いきなりですが、
独身サラリーマンがネコを迎えるには、やはりそれなりの覚悟は必要だと思います。
当たり前ですが、ネコは生き物です。
一緒に暮らし始めてから、想像と違っていたからやっぱりやめる
というのは、あまりに無責任だと思います。
Sakuraと暮らし始めて、つくづく思うのが、
飼い猫の一生は、飼い主にかかっている。
ということです。
飼い主 と ネコ どちらもハッピーになれるように、事前に起きうる問題を想定して、全て対処できると思えるようになってから迎えた方が後悔しないと思います。
そこで今回は、ネコブログの初投稿でもありますし、私自身の紹介も交えながら、
独身サラリーマンの私が、ネコと暮らす前に決めた覚悟
について書いていきたいと思います。
ネコのいる生活への憧れ
私がネコを飼おうと決めたのは、今から約2年前になります。
2年前の2021年に、私は勤めている会社の仕事でヨーロッパに単身で駐在していました。当時は、新型コロナウイルス感染症の流行の真っ只中で、赴任した直後に日常生活での移動は制限され、レストランなども閉まり、かなり孤独な生活を強いられることになりました。(上の写真は、帰国の数か月前にコロナ対策が緩和されて観光に行ったトレドで撮った一枚です。)
自分では孤独や孤立への耐性は強い方だと思いますが、そんな私でも、海外で、家からほとんど出ず、人と面直で話す機会もほぼゼロ、というのはさすがに堪えました。 在宅での仕事を終えたあとは、癒しをもとめて、毎日のようにペット関連のyoutube動画を見ていました。
それらの動画を見ているうちに、
「自分も、ネコと一緒に暮らしたい。」
と本気で思うようになりました。
ネコと暮らすための十の覚悟
ネコを飼いたいと思い始めた動機自体は、とても利己的なものだったのですが、
「ほんとうに、独身の自分にネコが飼えるのか?」
ネコとの暮らしを想像して、起きうるトラブルを洗い出し、一つずつ対処を明確にした上で、ネコを迎えることを決めました。
その内容を、これから紹介いたします。
まず少し考えて、
海外のコロナ化で、仕事しながら独身でネコを飼うのは、自分には絶対無理!!
となったので、日本に帰った後はどうだろう?と考えることにしました。
- ネコを養う経済的な余裕があるか?
- ネコを飼うことができる住居に住めるか?
- ネコの餌やトイレ、身の回りの世話を毎日欠かさずできるか?
- ネコに部屋や家具を傷つけられても耐えられるか?
- ネコの性格に関係なく愛せるか?
- ネコのために、プライベートを犠牲にできるか?
- ネコの一時的な預け先を確保できるか?
- ネコが突然体調不良になったら?
- ネコが年老いて、介護が必要になったら?
- 万が一自分に何かあった時に、後見人はいるか?
特に、私のように独身で会社勤めの方は、⑥~⑩のハードルが中々高いと感じたので、事前に深く考えておいたほうがいいと思います。
①ネコを養う経済的な余裕があるか?
お迎えの際の初期費用は除いて、ネコ1匹を養うのにかかる費用は、かなり少なく見積もっても、年間で10万円ほどは必要になるかと思います。
餌代:ドライフードのみでも、4000円/月程度はかかる
ペット保険代:2000円/月
その他用品:オモチャ、トイレ砂、爪とぎなど消耗品で、2000円/月
ただ私の場合、Sakuraが餌を残したり、ウェットフードを挙げたり、保険もやや手厚いものに加入したりしていたりと、現実は月に2万円以上かかってしまっています。
②ネコを飼うことができる住居に住めるか?
賃貸で、「ペット相談可」を条件に入れて住居を探すと、物件のヒット数が20%以下にまで減少します。コロナ化でペット飼育の需要が増えたとはいえ、まだまだペット飼育が可能な物件はマイナーです。そのため、住居を探す際は、駅近/築年数など別の条件をかなり妥協する必要が出てきます。この制約に我慢ができないとネコを迎えるのは厳しいと思います。
③ネコの餌やトイレ、身の回りの世話を毎日できるか?
ネコは、自分で餌を用意することはできないし、トイレの掃除も自分ではできません。すべて飼い主がしないといけません。毎日してあげられる自身がないのであれば、やはりネコを迎えるべきではないと思います。
④部屋や家具を傷つけられても耐えられるか?
ネコと暮らすと、程度の差こそあれ、部屋の壁や家具は爪でやられてしまいます。もちろん、爪とぎなどを適切に設置することで被害を小さくすることはできますが、ゼロにはならないと思っておいた方がいいです。ソファ や じゅうたんが、ボロボロにされることが我慢できない方は、やはりネコを迎えるべきではないと思います。
⑤ネコの性格に関係なく愛せるか?
迎えたあとに、ネコが自分に対して懐いてくれるとは限らないです。しっかりと愛情を注いであげれば、ネコに嫌われることはまず無いと思います。ただ、ネコを飼う前に妄想した理想の関係を築けるかはネコの性格にもよるため、仮に理想とは違っても、途中で投げ出すことなく、一生面倒を見続ける覚悟がないなら、ネコを迎えるべきではないと思います。
↓ここから、特に独身会社勤めの方にとって厳しいモノになるかと思います。
⑥ネコのために、プライベートを犠牲にできるか?
「ネコは犬と違って散歩も必要ないし、放置しても大丈夫」という認識の方もいらっしゃると思います。いろいろな意見があるかもしれませんが、私個人としては、間違ってはいないと思います。ただ、ネコも、愛情を必要とする生き物だということはしっかりと認識いただきたいです。
連日の飲み会 や 休日の長期外出などを我慢できず、せっかく家に来てくれたネコを蔑ろにするくらいなら初めから迎えるべきではないです。特に独身の場合は自分一人しかいないので、この点は事前に覚悟を決めておいてください。
⑦ネコの一時的な預け先を確保できるか?
会社の出張 や 病気による入院 など、やむを得ず家を留守にしてしまうケースはあるかと思います。ペットシッター や ペットホテルを利用することもできますが、ネコにとって環境の変化はストレスになりますし、お金もかかります。家を留守にしがちな生活パターンの方は、ネコを迎える前にしっかりと考えておいた方がいいと思います。
私の場合は、実家の母親と相談し、私が出張などで家を留守にする際は私の家にネコと一緒に住んでもらえることになり、この条件をクリアすることができました。Sakuraにも日常的に会ってもらいながら、いざというときになるべくSakuraにストレスを感じさせないようにしています。
幸か不幸か、これをきっかけに疎遠だった親とのコミュニケーションを頻繁にとるようにもなりました。
⑧ネコが突然体調不良になったら?
ヒトと同じで、ネコも体調不良に突然なります。昨日は何ともなかったのに、朝起きたらグッタリしていて、すぐに動物病院に連れて行かなければいけない ということも起こりえます。
独り暮らしでなければ、相方に動物病院に連れて行ってもらい、自分は会社に行くということもできます。ただ、一人暮らしの場合はそうはいきません。仕事 と ネコ を天秤にかけることになります。この時、ネコを選ぶ自信が持てないなら、まだネコを迎えるべきではないと思います。
例えば、1年に3回ほど、どうしても休めない仕事がある(最悪、会社をクビになる。)とします。猫が体調不良になった日に、この重要な仕事が重なる確率は、3(回)/365(日) = 約1/120となり、普通に起きる可能性がありますし、事前に考えておく必要があります。(独り暮らしでなければ、1/10000 以下になるので、許容できるリスクかと思います。)
私はこのリスクを考えた時に、正直ネコを迎えることをかなり迷いました。最終的には、仮にそうなったら 会社を辞めることになったとしてもネコを優先する という優先順位に、自分自身納得ができたのでネコを迎えることに決めました。
⑨ネコが年老いて、介護が必要になったら?
ネコの寿命は、だいたい15年くらいと言われています。老後は、ヒトと同じく弱り介護や看病も必要になると思います。このとき独り身だったら、仕事とどのように両立しますか?
両立できないと思った人は、まだネコを迎える時ではないのかもしれません。私は、上で述べたとおり、ネコが辛そうにしていたら仕事よりもネコを優先する と決めているため、ネコの介護もできると判断しました。
⑩万が一自分に何かあった時に、後見人はいるか?
ネットニュースなどで、引っ越し、飼い主のアレルギー、病気や死亡により、ネコが保護されるケースを度々見かけます。急に保護されたネコが、その後幸せに暮らせるとは限らないため、これについても事前に備えておく必要はあると思います。
私の場合、万が一の時は 母親 や 兄であるティモ に、Sakuraの世話をお願いすることを約束しており、自分の貯金をそのために使ってもらおうと思っています。
まとめ
さいごまで読んでいただきありがとうございます。
いかがでしたでしょうか?
ネコと暮らすという点において、独身サラリーマンは中々条件が厳しいですし、それまでしてきた生活を変える必要も少なからず出てきます。
あとで辛い結果にならないように事前にしっかりと考えて、それでもやはりネコを迎えたいと思えるなら、“アリ”だと思います。
悠々自適な独身生活も楽しいですが、
ネコとのふたり暮らしも、良いですよ ♪
最初から少し真面目な話になってしまいましたが、これからも私自身が体験したことをもとに、ネコと暮らすことの楽しさや苦労 を紹介していきたいと思いますので、次の話も読んでいただけると嬉しいです。